まずは【やってみてどうか?】というススメ

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こんちにわ。

 

平林です。

 

日々、治療をしている中でいつも思う事があります。

 

それは、【やってみてどうか?】という視点を持っていない治療者が多いなという事です。

 

この視点を持ちながら治療をしている治療者が超絶少ないなぁと思うわけです。

 

そこで、

 

今日は、【やってみてどうか?】という考え方について話していきたいと思います。

 

【やってみてどうか?】という視点を持つだけで、

 

治療者としては患者さんを治すための視野が広がるでしょう。

 

今回は、治療をする者の視点について話していきますが、

 

患者さんとしてもこのような視点を持つと、治療者を選ぶ判断基準にもなるかなと思います。

 

是非、一読してほしいなと思います。

 

目次

「良くなったでしょ!?」と決めつける治療者

患者さんを治療するにあたって、【一先ず、やってみてどうなの?】

 

という人が少ないと感じます。

 

どういう事かというと、

 

治療の施術中や施術後に「症状はどうですか?」とか「痛みはどうでしょうか?」などと

 

患者さんに意見や感想を聞かずに、治療者が「良くなったでしょ」とか「良くなっているでしょ」。

 

って、決め付けている人って多くない!?って事です。

 

患者さんの痛みを取る為には個々に適した治療を行うべきだと思うのですが、

 

腰が痛いというだけで、

 

「あ、この筋肉がこうで、あ~で、こうだから、腰が痛いんですよ」

 

みたいに決めつる治療者が多いかなぁと。

 

で、原因を決めつけるから治療方法も決めつけてしまう。

 

みたいな。

 

僕からしたら、「え!?なんでそうやって決め付けられるの?」って思うわけで。

 

そもそも患者さんは、千差万別なので症状も、今までの過程も違うに決まっているのに、

 

痛い場所が同じなだけで痛い原因を決めつけてしまう。という。

 

残念な思考になっているのではないかなぁ。と感じるのです。

 

武器を持っていない事が原因

で、なんでかというと、

 

こういう治療者って、武器を一つしか持っていないんだと思います。
もしくは、この一つの武器が最強であると。思い込んでいるのです。
(※ ここでいう、武器とは治療方法の事をいいます ※)

 

だから、この一つの武器でしか戦えないので、

 

  • Aというモンスターにも
  • BというAより強敵なモンスターにも
  • Cというボスキャラ的なモンスターにも

 

同じ武器で戦うわけです。

 

これって、弱い敵であれば勝てますが、強い敵には負けちゃいますよね。

(まぁ、その武器が超最強で、どんな敵にも負けない。みたいな武器であればいいですが、、笑)

 

で、痛みを治す時もこれと一緒で。

 

だいたいの治療者は、腰が痛いというと1つの武器で戦おうとする訳です。

 

「この筋肉がこうで、あ~で、こうだから、腰が痛いんだよ!!」

 

と、、、決め付けて。

 

その筋肉に対して1つ決まった治療を施します。

 

そして、

 

施術が終了すると、

 

「ね!治ったでしょ!?」

 

もしくは

 

「ね!?軽くなったでしょ!?」

 

と何故か決め付ける。

 

これ、残念じゃありませんか?

 

だって、これで本当に治ったり、軽くなっていたらいいのですが、
症状が変わっていない場合って、怖いでしょ。

 

患者さんは治っていないのに、治ったと思わせるように仕向けている。

 

って事になりますから。

(これが、悪気があるかないか、というのは別問題として。)

 

あるあるな話だと、

 

・近くのマッサージ屋さんで、マッサージが終わった後に軽くなったでしょ!?

 

と言われる。

 

 

内心では全然楽になってない、気持よくなかった、、、。

 

でも、素直に気持ちよくなかったって、言えないですよね、、、

 

だって、「軽くなったでしょ!?」って治療者が決め付けて話してくるから、、、

 

こんな感じかなと。

 

これと似たような経験は誰もがあるでしょう。

 

ここでも、同様に、【やってみてどうなのか?】

 

という視点がないのです。

 

やっぱり、我々、治療者は、痛み(症状など)を取るために施術をしているので、

 

患者さんの素直な感想を受け止めなくてはいけません。

 

なので、そこで、「ね!?軽くなったでしょ!?」

 

みたいな決め付けはただの誘導なだけで、本質的に軽くなったとは言えないと思うのです。

 

施術をして「どうですか?」

 

とたった一言、この言葉を聞く事によって。

 

・良くなった ⇒ であればその方針でOK

 

・あまり変わらない ⇒ であれば、新たな治療法を模索する。もしくは新たに技術を学ぶ

 

といった流れを身に着ける事ができるでしょう。
なのに、

 

こちらから、たった1つの治療法だけで、これが間違いないみたいな姿勢で施術して、

 

「ね、良くなったでしょ!?」という決め付け戦法は自分の改善点を見つける行動にもならないし、

 

患者さんの症状を本質的に治す事にもならないのではないかと思うわけです。

 

まぁ、その1つの治療法でたまたま改善するのであればそれはそれでOKですが、、、、

 

それで変わらない場合、さて、どうすればいいものか、、、、、。

 

せいこら、えいこら、良くなれと願いながら施術をする、、、、でも、変わらない、、、、

 

さて、どうしよう、、、、

 

頭打ちだ、、、、となるだけでしょう。

 

複数の武器を持つ事で解決する

そうならない為にも、武器という治療方法は複数持っておく方が良いのではないのかなぁと思うのです。

 

つまりは

 

AとBとCとDという武器を持って、

 

FさんにはAの武器で痛みが改善するな。

 

GさんにはBの武器で痛みが改善するな。

 

というように、複数の武器を持つ事が治療者として持つべき技術であるのです。

 

そして、

 

個々の患者さんに対して、武器を決める過程に

 

「やってみてどうなのか?」という患者さんの感想(反応)が欠かせないわけです。

 

この視点、是非持って欲しいなと思います。

 

 

追伸

あ、そうそう、

この複数の武器を持つという治療として、

圧倒的に効果が高いのは、マッケンジー法という治療方法です。

 

僕が理学療法士として、1年目から沢山の患者さんを治す事ができるようになった超絶効果の高い方法です。

 

普通1年目だと、右も左もわからないので、患者さんの症状を治す事は難しいのですが、

 

マッケンジー法は治療方針を決めるシステムがしっかりしているのである程度良くなります。

 

治療技術も大切ですが、何より、マッケンジー法に従って、ロジックに当てはめる事ができれば正しい結果が出るような仕組みになっています。

 

ですので、どんな人でも正しく学べば治せちゃう。

 

という事が言えるのかなぁと思うのです。

 

このマッケンジー法に関してはまた、今度の記事で書きたいと思います。

 

それでは。

 

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