減点方式があなたの体の症状を悪くさせているという説

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こんにちわ。

 

平林です。
カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話を読んだことはありますか?

 

この本、どんな方にでも読んで欲しい一冊です。

 

というのも、この本で話されている「日本人は減点方式が大好きである」という分部は

 

医療の世界にもあてはまるし、日本人なら理解しておくべき事かなと個人的には思います。

 

この減点思考が、あなたの体の痛みやしびれなどの症状が治らない要因の一つでもあります。

 

今日はそんな話をしたいと思います。

 

目次

減点方式と加点方式って?

減点方式と加点方式を

WEBILIOで調べると、

減点方式とは、

 

物事の判定や評価において、悪い点・失敗などの要素に応じて点数を差し引いていく方法を意味する語

 

加点方式とは

 

物事の判定や評価において、良い点や優れた点などを点数として積み上げていく方法を意味する語

 

という意味です。

 

つまり、

 

点数が上がる・好感を持てるなどが、加点方式

 

点数が下がる・好感が下がるなどが、減点方式

 

といえます。

 

以前、結婚は加点方式と減点方式に分かれる。

 

という話も聞きました。

 

この話は減点と加点方式を理解しやすいので、話したいと思います。

お見合い結婚と恋愛結婚

例えば、

お見合い結婚は加点方式で、恋愛結婚は減点方式になります。

 

恋愛結婚の離婚率とお見合い結婚の離婚率を比較すると、恋愛結婚の方が圧倒的に離婚率が高いというデータがあります。

 

これはなぜなのでしょうか?
恋愛結婚って交際して、付き合って、ある程度お互いを理解しあってから結婚する。

 

という人が多いでしょう。

 

なので、結婚した時が二人の感情のピークであり、二人で結婚生活を歩んで行く毎に気持ちは落ち着いていく傾向になります。

(冷めるともいいますでしょうか、、、、)

 

で、人って何故か、相手を好きな時は、なんでも許す事ができていたのに、気持ちが冷めるとイライラしてしまいます。

 

  • ご飯を食べる時のへんな癖が超気になって許せないとか
  • 「これやっておいてね」って約束した事ができていないとか
  • 一切、家事を手伝ってくれないとか

 

このようなマイナス要素が積み重なる事で、相手を嫌になってしまいます。

 

これが、恋愛結婚は減点方式と言える理由です。

 

持ち点が100点から始まり、

 

  • ご飯を食べる時の癖が許せない。 ‐10点
  • 約束が守れない。 -20点
  • 家事を手伝ってくれない ‐15点

 

と、このような感じで、我慢に我慢ができなくなって、

 

お互いに「もう、無理!!!!」となって、

 

離婚、、、、。みたいな。

 

ところが、お見合い結婚は違います。

 

結婚当初は好きという感情のピークはありません。

 

最初は他人行儀であったり、不自然さがMAXであったりと。

 

お互いを知らない所から始まるので、加点方式といえるのです。

 

なので、ちょっとした出来事でもプラスになるので、良い意味でマイナスになりづらい。

 

という事が、離婚率の低さの要因です。

 

これがお見合い結婚と恋愛結婚の離婚率の差の原因です。

 

人を100点満点で評価する人

じゃあ、今度は、こんな考え方の場合。

 

人を100点満点で評価するとしましょう。

 

ミスをして、70点と判断したら、その人は70点だと言えます。

 

しかし、評価した人にとって、その人は70点ではありません。

 

なんと、マイナス30点の人!!という判断になります。

 

で、評価した人は、その人のマイナス30点ばかりに固執するようになります

 

で、減点思考で70点と判断された人は、70点ではなくマイナス30点であると自覚してしまい、

 

70点残ったことに自信を持てず、マイナス30点だと自分を責める傾向にあります。

 

つまりは、減点方式の減点思考だと、マイナスばかりに目が向き、プラスに目を向けられなくなってしまうのです。

 

これが、超やっかいであり、自分をマイナスにしている原因ともいえるのです。

 

医療の世界での減点方式の弊害

医療の世界でもこれがあてはまっており。

 

慢性的に痛みを抱えていたり、どこか精神的に不安要素が強い患者さんの場合は、

 

痛みやしびれ、体の悪化要素には敏感になります。
(まぁ、これは人であればどんな人でも当然なのですが、、、、)

 

これが、減点方式です。

 

• 痛い、しびれる、気持ち悪い、、、、、、など。

 

このようなマイナス要因には、敏感に悪化している。と感じる事ができます。
しかし、

 

治療によって、良くなっている分部には目を向けづらいのです。

 

  • 一週間前より、日常生活で痛みを感じる事が少なくなった。とか
  • 一カ月前より動く事が楽になっている。とか
  • 三カ月前よりも、痛みは減っている。とか。

 

体の症状が良くなっていれば、このような要素があってもおかしくありません。

 

しかし、

 

慢性的な人や精神的に不安要素が強い場合、良くなっている部分に気付く事ができなくなってしまうのです。

 

加点ができないのです。

 

これが、医療に関する減点思考の弊害だと思うわけです。

 

だって、考えてみてほしいのですが、

 

治療を始めていれば、必ず良くなっている改善点はみつかるはずです。

 

  • 悪くなっていなければ、悪くなっていない。という事が良い点
  • 日常生活で痛みを感じていない瞬間や一時が必ずあるはず。これも良い点
  • 痛みを訴えているが、先週と同じように来所することができている。これも良い点

 

など。

 

良い点を探そうとすれば見つかるはずではないでしょうか。

 

だけども、良い点を探せていない。

 

減点思考が邪魔をしている結果なのです。

 

さらに、減点思考があると、人は何もしなくなります。動かなくなります。

 

  • 良い事だと思っても、チャレンジして、失敗するとマイナスになるから、辞めておこう。とか
  • 下手に動いてミスをして、叱られるなら、そもそも、何もしない方がマシだ!!とか

 

あえて、行動を辞めてしまう思考になってしまいます。

 

このような経験はあると思います。

 

また、

 

  • 上司のやり方に逆らったら、叱られるから自分が良いと思う行動はあえてしない。とか
  • もっと効率が良いやり方があると思うけど、失敗したら怖いからやらない。とか

 

仕事ができる人や向上心がある人程、やりたい気持ちはあるのだけど、減点思考が邪魔になって行動することができなくなっている。

 

という事実。

 

これも減点思考の弊害によるものです。

 

なんにせよ、

 

解決策としては、自分が相手に期待をし過ぎない事です。

 

誰にでもある程度のフラットな気持ちを持つ事が必要かと思います。

(好意がある人にはちょっとくらいの期待を持ってもいいとは思いますが、、、)

 

バランスが大切です

 

期待を裏切られたと感じてしまう流れはこうです。

 

 

相手に期待をする

私の思うような期待通りにしてくれなかった。

期待を裏切られた。

マイナスポイント

 

 

みたいな。

マイナスになる人は日々、これの繰り返しです。

 

そもそも、

 

自分が相手に勝手に期待をしているだけなのに、その期待に相手が応えてくれなかった。

 

という事が原因で、マイナスポイントをつけてしまうのです。

 

確かに相手も期待に応えられなかったという、悪い部分があるかもしれませんが、

 

人間なので、完璧にすべての期待を応えられる人なんていないでしょう。

 

 

だって、人間だもの  BY 相田みつを

 

という事で、

 

病院や治療者に対しても、患者目線からすると、過度な期待はNGです。

 

辞めましょう。

 

  • この先生なら私の痛みを治してくれる
  • この病院であれば私の症状の原因がわかるかも

 

みたいな、期待願望スタンスは結果的に自分をマイナスにさせてしまう可能性が非常に高いです。

 

  • そこの先生の治療でも結局、痛みが治らなかった、、、、
  • この病院でも原因がわからなかった、、、

 

という可能性は多いにあります。

 

逆にそこで痛みが治ったり、原因がわかったりしたのであれば、それはそれでめでたしめでたしでしょう。

 

このような思考の方がスッキリしませんか?

 

僕は、病院に行くときや治療をうける時はこのように考えてます。

 

この考え、めっちゃ楽ですよ。笑

 

だって、失敗しても、そもそもそんなに期待してないので、あ、こんなものか。

 

と思えるし。

 

まとめると、

 

なんにでも、過度な期待をせずに、フラットに考える努力をするのがいいでしょう。

 

で、

 

人を見るときには加点の視点でみる努力をする。

 

という意識がいいのではないでしょうか。

 

減点思考をしないというよりは、加点思考を意識してみる。

 

というだけで、

 

減点思考がやわらいで、加点思考が取り入れられ。

 

減点と加点のバランスを保つことができるようになるのではないでしょうか。
と、カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話をよんで思った次第です。

 

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