こんにちは。
平林です。
認知行動療法って知ってますか?
慢性腰痛に効果的な方法として、
認知行動療法という治療方法があります。
これについて、今日は話したいと思います。
認知療法・認知行動療法とは、
認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種。
認知というのは、ものの受け取り方や考え方という意味です。
ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでしまうのですが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくります。
私たちは、自分が置かれている状況を絶えず主観的に判断し続けています。
これは、通常は適応的に行われているのですが、強いストレスを受けているときやうつ状態に陥っているときなど、特別な状況下ではそうした認知に歪みが生じてきます。その結果、抑うつ感や不安感が強まり、非適応的な行動が強まり、さらに認知の歪みが引き起こされるようになります。
というように説明がありますが、
つまり、
今、あなた自身が抱えている悩みや不安などに対して、
素直に向き合い、受け止める事で(心理的要素から腰痛になる可能性もあるので)
慢性腰痛も緩和されますよ!!
って、いう事です。
名前の通り、認知をして、行動する。
現在の自分の状況を理解、把握する事が何よりも重要ってことです。
この認知行動療法にも、4つの段階があって、
この4つの段階を一歩づつ、実施していくことが、
非常に重要です。
では、
その4つの方法をお伝えしたいと思います。
1:【痛み】が起きる瞬間、時期の明確化
2:行動の予測、評価をする
3:計画立案
4:計画の実施と評価
以上の4つを実施する事で
あなたが、自分自身の状況を把握できるようになれます。
状況を把握できるようになると、
問題点が見つかり、気づくことができるので、
改善方法を見つける、探す事ができます。
その結果、
あなたは、
慢性腰痛を治すためだけの行動に集中する事ができるので、
慢性腰痛も改善できるであろう。
という考え方です。
では、
1について、話していきたいと思います。
1:【痛み】が起きる瞬間、時期、行動の明確化
とは、痛み行動の中で問題となっているものを具体的にはっきりさせるための段階です。
その痛みの可能性と考えられる問題行動を思いつく限り列挙し、
その中からピックアップします。
例えると、
「運動はしていないのに、動いていないのに痛みがあり、不満などを話し続ける」
的なことです。
これって、身体機能としての原因要素も考えられますが、
心理的な部分での原因要素も考えられるので、どちらなのか明確にしましょう。
という意味です。
この段階は、患者さんとの信頼関係を築く事が非常に重要で、
患者さんを一人の人間として理解し、
その人の悩みや問題点、強みや長所を洗い出して治療方針を立てる事です。
そして、
患者さんと力を合わせて、解決へと進める段階です。
まずは、これが、第一ステップになります。
是非、問題行動を列挙するという事からでも、初めて頂けたらなぁと
思う次第です。
今日は、これまでにして、
次回、
2:行動の予測、評価をする
について、話していきたいと思います。
今日も少しでも、参考になればうれしいです。
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